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![]() お地蔵さんの前に沢山お供えされ、お堂の前にテントが張り周りに提灯が吊り下げられ、道に面した2方向と、及び境内の中央に柱を立て、そこから四方へ沢山の提灯が吊り下げられています。その下に子どもたちのための、スーパーボールすくい、綿飴、飲物、串焼き、当てもの、型抜き飴などの露店(町会のこども会運営)が用意されます。 午後四時からお地蔵さんの前に張られたテント内で女性たちによるご詠歌があげられ 、その後方に町内会の人々が参列お詣りされます。人々の生活にとけ込んだ地蔵菩薩にお祈りをし、死者を弔いその苦悩をすくい地獄から救出して極楽へ向かうよう、現世に迷い込まないようにとお祀りします。 これが終わると5時から、子どものための行事、露店が開店します。子どもは1枚50円の金券を買い、思い思いの露店でゲームをしたり飲食物を買ったりして楽しく遊びます。この頃になると沢山の子どもをはじめとして町内の人たちで集まってきて、それこそ境内が一杯になります。 普段は、これほど大勢の子どもが一同に集まって遊ぶと言うことがないだろうし、大人も大勢集まってコミュニケーションを図ることも少ないだろう。賑やかに和気藹々として地蔵盆を楽しんでおられるようでした。 遊びが一段落した6時頃から、地蔵さんに供えられていた、袋に詰められたお菓子を一人一人の子どもたちがもらって帰ります。その後は本堂で各組長さん、町会役員、世話役の慰労会が行われます。 喜多町は大規模開発がないため、昔から住んでおられる人が、新住民をうまく吸収して町会を構成していることを伺いました。位置的に河内長野市の中心に近い所にある喜多町には、まだまだ古き良き昔ながらのなごりや風習が残っているようです(2007.8取材)。 |
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(写真に触れると大きくなります) |