春祭り
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大日寺・喜多町
春祭りの法要 3月中旬、地域の観音講の人たちが中心となり町内の人々が集まって春祭りが営まれます。大日寺の集会所に安置された石仏の大日如来を開帳し、色とりどりの丸餅や果物、お菓子などがたくさん供えられ、観音講の人たちによる御詠歌の唱和と、町内の人たちが加わっての般若心経の唱和がされます。
 これが終わるころになると、大日寺の広場に町内の老若男女の大勢の人々が集まって来ていっぱいになります。やがて櫓の上から、供えられていた餅撒きが始まります。はじめは幼稚園以下の小さな子ども達に対して餅やお菓子が撒かれます。2回目は小学生を対象に餅やお菓子が撒かれます。3回目は一般の参拝者に対して餅が撒かれます。撒かれる餅は丸餅で、その中には当たり餅があり数字が書かれていて、景品と交換されます。また撒かれる餅は、1つ1つビニール袋に入っており、この餅を作るのがたいへんな作業であることが伺えます。 このように、大日如来をお祀りし、そのご加護を願う仏事です。 
  この春祭りはハルゴトともいわれ農耕を行う時期の目安とされています。この時分から本格的に農作業が始まる時季とされ、農事暦とも符合する日でもあります。しかし今では、喜多町では田畑がすっかり少なくなっており、農事暦の意味が薄れてきているが昔からのしきたりとして町内の人々により伝承されている行事です(2008年3月中旬取材)。
春祭りの法要 餅まき 餅まき 餅まき 当たり餅の景品の交換
(写真に触れると大きくなり説明が出ます)