庚申堂のページです。
トップページ庚申堂 庚申待ちとは?
庚申堂 新町にある庚申さんは、五穀豊穣の神さんであるといい、正面に「一国一宇庚申精堂」の額が掛かってあり、本堂内には青面金剛が祭られています。一国一宇とあることから南河内でここだけであっただろうと思われます。ここは高野街道筋であることから、高野山参拝の人びとが参ることが多く、庚申さんの日は沢山の露店が並び、庚申さん詣りで特に大勢の参拝者で、子どもたちが家から出られないほどであったと言われています。庚申さんの晩にコンニャク(庚申コンニャクと言っていた)を北の方向を向いて食べると頭痛が治るという習慣があり、家々ではコンニャク料理を食べたり、露店でもコンニャク料理を売っていたそうです。
   1年の内の始めの庚申を初庚申といい、特に盛大に行われましたが、ここではもう行事は行われなくなりました(2006年11月取材)。