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稚児相撲

 稚児相撲は古くから川上神社で秋祭りに行われてきた神事の1つです。これは、子どもが取っ組み合って相撲をとるのでなく、親が2歳までの子どもを抱いて神前(拝殿前)の土俵の内で、こども同士を睨み合いさせるというものであります。 (2009年10月中旬取材)>> 続きを読む...

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呼び出し役の人が、一晩かかって考えた四股名を、出場する子どもの各につけられます。呼び出しが、四股名でもって、開いた扇子を片手に東方から西方へと呼び出します。大人に抱ええられた子どもが土俵に上がります。行司が両者を土俵の真ん中で睨み合わせます。
行司は頭に烏帽子をかむり、着物・袴姿の出で立ちで軍配を手に持って土俵裁きをします。土俵に上がった子どもの中には泣き出す子や、独りで土俵に上がりポーズをとる子など千差万別です。勝負は、泣いても笑っても両者引き分けの裁きがなされます。
 今年は、出場者は男子7人、女子7人の14人で7番の取り組みがありました。
  今は、少子時代なので男女を問わず稚児相撲に参加しますが、昔は、かぞえ年2歳の男の子だけで行っていたようです。親に抱かれて土俵に上がり、にらみ合いをして先に泣き出した方が負けになります。これをしないと村の子どもとして認められなかったと言われています。また稚児相撲のことをこども相撲、赤ん坊相撲、宮相撲と言っていたようです。
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