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戎祭

烏帽子形八幡神社では毎年1月7日は境内にお祀りされている戎さんの祭り日にあたり、餅まきをされます。社殿前の境内に櫓を建てその上から、上田町、喜多町、小塩、楠ヶ丘、大師町の氏子をはじめとして近隣近在の大勢の老若男女の参拝者に、神前に供えられていた色餅をまかれます。(2016年1月取材)。>> 続きを読む...

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太鼓の合図で櫓の上から5人の撒手から、次々と沢山の餅が撒かれます。この内にカタカナの印を付けた当たり餅があり、これを拾った人は、いろいろな景品と引き換えられます。新春から思わぬ福を授かる人がいて、喜びを噛みしめていました。
 恵比寿さんは商売繁盛と福神様として人びとに親しまれる七福神の1つであることは周知のことです。この恵比寿さんは蛭子尊や山幸彦、大国主命の子の事代主命と言われ、多くお祀りされています。恵比寿さんは、元々豊魚をもたらす神霊として信仰され、その後航海の守護神として信仰されたり、市場の守護神として信仰されて商業の発達に伴って商業の守護神となり福の神として商人の信仰を集めるようになりました。また、農家では家の福を増す神様として、また台所を守る神様として信仰されたり、また山の神様として春に山から下りてきて田の神となり収穫をもたらして秋に山へ帰るとされて、信仰されています。 当地では山の神さま、田の神さま、農家の福を増す神様、台所を守る神様として厚く信仰されているようです。
 餅を撒くのは、原義的には米を撒く散供と同じと考えられます。しかし 散米が神霊を対象とするのに 対し、餅まきは人間に向かって行われます。餅も稲魂を持つ聖なる食物ですから、それを持ち帰って自宅の神棚に供えたり、一家で食べることで招福除災する意味があるようです。このようなことから餅まきが行われるようです。
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