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湯立神事

蟹井神社では、秋祭りに湯立神事が行われます。 宵宮の夜9時頃から催されます。神社の境内で四方に斎竹を立て注連縄が張られた斎場に湯立て釜を据え、火を焚いて湯を沸かし御酒・塩・御米が注がれ、神職が祓い清め祈願をこめ、煮えたぎった湯に笹の枝を浸し、自分の身や参詣者に注ぎ掛ける湯による浄祓いと無病息災を祈る神事です。
 厳かに行われる神事が、夜に行われるので神々しさと神秘さが増し、なお一層に荘厳さが漂います。(2016年10月中旬取材)。>> 続きを読む...
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柳田・民俗学によると 神意によらねば決し難い大事が起こった場合、 古くからなされたト占の一種である。祭の境内に大釜を据え、 火を焚き湯を沸かして笹の枝で資本の人々の頭上に振りそそぐので、 一種の湯による浄祓とも名づくべきものである。 以前はこの方法の繰り返しによって巫祝が自らに、または傍の1人に神を憑らしめ、 人間の言葉を通じて神の答えを得ようとした。
  このように古代の探湯(くがたち)とも関連があり、占い、誓約(うけい)として行われていましたが、今日では湯による浄祓いと無病息災を祈る神事となっています。神事の忌釜の忌湯を飲むと一年間、無病息災の効用があるとかで、飲む人が多いようです。
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御酒・塩・御米の湯釜への供え閉じる
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