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初午祭

二の午の日、西代神社本殿左に安置されている稲荷社をお祀りする行事です。当日は稲荷社の朱塗りの鳥居列には初午の幟が立ち並び、10時から本殿で神職と氏子総代の人々による祭事が粛々と行われた後、稲荷社にても神職と氏子総代の人たちによる祭事が行われます。
 午後3時には、境内に建てられた櫓の上から餅まきが行われます。櫓の周りは町内をはじめとした大勢の参拝者で埋まります。はじめは、櫓の四方に供えられた餅が、神職により参拝者に撒かれた後、氏子総代の人たちにより4回に分けての餅まきが行われます。(2019年3月下旬取材)。>> 続きを読む...
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撒かれる丸餅は、ビニール袋に入っており、この内に当たり餅があり(1〜7までの数字の札が入っている)、これを拾うと景品と引き換えられます。
稲荷大明神は稲作の守護神で五穀を司る倉稲魂神(うかのみたまのかみ)などの尊称で、翁神とも言います。一般にお稲荷さんと親しんで言われています。神道では宇迦之御魂神・豊宇気毘売命(とようけひめのみこと)保食神(うけもちのかみ)若宇迦売神(わかうかめのかみ)大宣都比売神(おおけつひめのかみ)御饌津神(みけつかみ) などとされている。これらの神は食べ物を司る穀神・作神であります。
 稲荷神は稲荷社、祠や各家の屋敷神として祀られています。このお稲荷さんの神使 (みさきがみ)は狐であり、狐の好物である油揚げを稲荷さんにお供えします。
 眷属神の狐が口にくわえていたり、尾に巻いている宝珠は、火炎の玉を表しています。稲荷社の鳥居が赤く塗られているのは、火炎を表現したものであります。また火は浄火でもあり、信仰の対象でもあります。このことから、稲荷神は(かまど)の神や竜神であると考えられています。
 狐は昔から神秘的な動物であり、春から秋にかけて繁殖する習性が、稲をはじめとする農作物の豊作にも通じていることから、稲荷は稲霊信仰と結びついて農耕の守護神となったのであろう。稲の神は一名、御食津神(みけつかみ)ともいい、三狐神(みけつがみ) ともかかれ、狐が稲荷そのものとも考えられるようにもなりました。
 中世以降、工業が興り商業が盛んになるとともに、稲荷信仰は農耕の守護神だけでなく、殖産神・商業神へと拡大していきました。「衣食住の太祖、万民豊楽の神霊」と仰がれ、農村だけでなく、町家・商家から武家社会にまで稲荷さんが勧請され、屋敷神として、また神棚に祀られるようになりました。 閉じる
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