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釈尊誕生会 花祭り

 4月8日はお釈迦さまの誕生日です。この日に先駆けて日野にある勝光寺では、4月4日(日)に花祭りが行われました。
 この日はお釈迦さまの誕生を祝い、お釈迦さまの智慧と慈悲の教えを信じてゆくことを誓う日です。また、子供がすくすくと育つことを祈る日でもあります(2010年4月初旬取材)。>> 続きを読む...

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花で飾った小さなお堂(花御堂)の中に、水盤を置き、お釈迦さまの像(誕生仏)が安置されています。
 儀式は、僧職と信者さんの読経のなかで参詣者はお釈迦さまの誕生を祝って、菜の花を供え合掌した後、誕生仏に小さな柄杓で甘茶を汲んで頭からそそぎます。お釈迦さまに感謝し偉大なるお徳を授かるようにお祈りします。
 灌仏した甘茶をいただくことで、霊験あらたかな御仏のご加護で健康が得られると古来から言い伝えられています。
 儀式が終わると餅まきがあります。撒かれる餅の内には当たり餅があり、これを拾うと景品と交換でき、思わぬ徳をいただくことができます。
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 花まつりは本来、灌仏会、仏生会、浴仏会、降誕会、竜華会などと言い、誕生仏に甘茶をかけることから一般には甘茶まつりともいわれます。
 お釈迦さまは生まれると、すぐに東へ七歩ほど歩み、右手で天を、左手で地を指さして「天上天下、唯我独尊、三界皆苦、我当度之」(「人は誰でもこの世に一人だけであって代わりの人はいない。命は貴いものである。私は苦しむ人々を救うことを第一としよう」)といわれました。
 お釈迦さまの誕生を慶び、天に九ひきの竜が現れて甘露(経典では香水)の雨を降らしたといいます。このお姿を模して誕生仏像とし、花御堂は誕生地のルンビニー園を、甘茶は龍が降らした甘露の雨を表わします。
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