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日野獅子舞・練習模様

 河内長野市指定無形民俗文化財。
 日野にあるみのでホールにおいて日頃から一生懸命、練習に励んでおられます。これは、秋祭りの春日宵宮および高向神社へ奉納するために毎夜練習を重ねている様子です。
 2人が一組になって舞うので、揃って練習するための日程を調整するのに苦労しています。
(2009年10月初旬取材)。>> 続きを読む...

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そのうえ指導者も仕事を持っているので、常に指導ができないこともあります。また、いま時の子どもは、日頃から物を担ぐとか、荷物を車で引くと云うことがないので、足腰が軟弱です。肩車して舞うものなどがあり危険を伴うので、練習に基礎体力の向上を図るよう努められています。
  舞う世代は、小学生から20歳代の青年までで前回に舞った人が主に指導し、親の世代が見守りながら適宜アドバイスをしています。子ども、青年、親の世代が伝承し、おじいさんの世代が見守っておられます。
  時にはしかり、なだめ、誉めたりしながら伝承しています(このような伝承の形体は、今では珍しく、ほほえましいかぎりです)。
 2006年の取材の時は、「むかしわしらは、よくしかられながら練習したもので、誰々さんは恐かったなあ」と年配の方がが話されていました。
  獅子舞の演目は巣垣(すがき)の舞、乱曲(らんきょく)の舞、花の舞、床几(しょうぎ)の舞、地巣籠(じすごもり)の舞の五の舞に今年からは、女子の舞として風の舞が加えられ六の舞となります。今回は春日宵宮の前日に取材に伺いました。本番に備えての総仕上げで一層熱が入った練習をされていました。
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京都を中心に広く行われていた念仏踊りの1つであり、鉦をたたき鳴らして念仏を唱えた。
  日野の六斎念仏 は高野山慈尊院光明派に属し、光明講と言われた。芝居狂言や獅子舞は念仏を広める手段であった。
 六斎とは、月に6回の集会念仏日とし、日野では1,8,15,17,23,28の日を斎日とした。斎日は前夜から魚貝肉ネギを断食し、檀に入る前に沐浴斎戒した。場合には物断生物断不食断食の行もした。有縁無縁の霊を弔い、鳴り物が鉦・笛・太鼓に変わり踊りや獅子舞を伴うようになった。
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